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TABITABI Select北平都一處
「北平都一處」のあゆみ
1949年、「北平都一處」の創業者である徐継声氏は、故郷で習得した技術を活かして高雄で餡餅店を開きました。優れた才能を存分に発揮し、皮が薄くて、美味しい餡がいっぱいつめられた「餡餅」は、あっという間に台湾南部で大評判になりました。それから16年の後、徐の息子である徐翰湘は経営権を受け継いで、店舗を台北西門町の辺に移転しました。その時、有名な北京料理のシェフと協力して、もともとあった麺類以外にもいろいろメニューを追加し、北京料理専門の「北平都一處」を創業しました。
伝統的な北京料理が味わえる
厳選された食材を、伝統的な手法で調理された「北平都一處」の味は、美食家を中心に人気を集めるようになりました。
1985年、「北平都一處」の経営権は三代目の徐社長に受け継がれました。より快適な店作りのため、店舗を国父記念館の近くに移転。普段から、いつも満席状態なのに、国父記念館で大きなイベントがあると、 ますますこみ合い、この店の人気ぶりを物語っています。
おすすめメニュー
干貝竹笙砂鍋
鶏がらを長時間煮込んだ高湯スープに、貝柱、アワビ、キノコ、ハム、そして白菜など、新鮮な食材を入れます。さらに、竹の子と春雨をいれて、スープの旨みをたっぷりと吸い込ませます。具を食べても、スープを飲んでも、山海の珍味が存分に味わえますよ。
塔連火燒/焼き餃子
焼き餃子で、昔の北京人が背負った塔連に似ているため、「塔連火燒」と命名されました。もちろん皮から手作りしています。炭火で焼いているので、皮はカリッと仕上がっています。ニラ、蝦の剥き身、ミンチで作った餡は、肉汁がたっぷり溢れて、口中に旨みが広がりますよ。
涼拌白菜心/白菜と香菜のサラダ
高山白菜の芯、豆乾(大豆加工品)、および香菜を千切りにし、混ぜ合わせた後、麻油とお酢で味つけします。さくさくした食感で、甘酸っぱさが、爽やかな味わいです。ビタミンCがたっぷりのヘルシー料理ですよ。
芝麻燒餅/胡麻の焼餅
シェフにより力強く、入念に練られた、黒胡麻の粉がいっぱいの生地を炭火焼します。口に近づけるだけで、胡麻の香りに包まれ食欲をそそられます。表面はサクサク香ばしく、中は引き締ってフクっとした食感。2つの要素が絶妙に絡み合って、思わず陶然としてしまいます
醤肉/豚肉の煮込み
上質な豚の腿肉を、数十種類の香辛料と、秘伝のたれに漬け込んだ後、弱火で4時間じっくり煮込みます。「醤肉」の表面についた油が、つややかな光を放ち、目がくぎづけになります。肉は柔らかくて洗練された味わい、意外と脂っこさはありませんよ。
松枝燻鶏/スモークチキン
丹精こめて調理された鶏肉を、松枝と松果と一緒に、弱火で燻製にしていきます。柔らかい鶏肉を口に入れた瞬間、松の香りと甘みが鮮烈に響きます。この印象的な味わいは、きっといつまでも忘れられないでしょう。
ミニ情報
- 「塔連火燒」は何にもつけずにそのまま食べても美味しいですが、お好みによって、お酢や唐辛子タレをつけてみても美味しいですよ。違った味を色々試してみてね。
- 酸菜で作った酸菜白肉鍋は、牛肉や羊肉を加えて茹でると、スープの旨みが一層増します。肉を食べるときは、用意されているいろんな種類のタレ(胡麻タレ、豆腐乳、唐辛子タレ、ニラタレなど)をつけ、様々な味を試してみてください。
- 柔らかい醤肉を焼餅に挟むと、「醤肉燒餅」になります。赤身と脂身を一緒に挟んで大口で味わうのが、最も美味しい食べ方です。
- お店からの希望で、当HPでは料理の値段を公開していません。
- お酒やソフトドリンクなど飲み物を自由に持ち込めます。
- 休日は混み合うので予約をお勧めします。
お店からのメッセージ
当店は、本場の北京料理を心ゆくまで楽しでいただけます。美食家の皆様のご来店を、心よりお待ちしています。
記者コメント
最終更新:2012年10月29日