台湾一周自転車の旅

旅に出る理由

写真撮影のプラン-はじまり

 自転車での台湾一周が台湾国内で流行する前から、僕は(台湾一周に)興味があったし、仕事の関係もあって何度もチャレンジしてきました。例えば7年前、大学3年生の時には台湾一周の夢を叶えるために、誰もがうらやむバイトを辞め(ビザ屋でバイトするのってそんなにいいかな><)、1人バイクに乗り、21日かけて台湾一周を達成しました。仕事を始めてからは鉄道の旅を取材する際、たった2日間で列車で一周したり、車で回ったりと少なくとも3種類の台湾一周を体験しています。今は旅々台北の仕事で日月潭の遠泳大会に参加、台南の激しい伝統行事、鹽水蜂炮を取材、離島取材など、様々な台湾旅行をしてきました。色々なところへ行くのはもう僕の生活の一部と言ってもいいぐらい。でも自転車にはそれほど興味がなく、自転車で台湾を一周するなんて考えたこともありませんでした。

 ところが数ヶ月前、知り合いから自転車をもらったことがきっかけで、自転車台湾一周の夢が徐々に膨らみ始めました。自転車って乗ってみると面白い!サイクリングは気分がすっきりするだけでなく、新しい友達の輪も広げられ、そしてなによりダイエット効果があります(これとっても重要)。

 ゆっくりと旅をすると、その分旅先により深く触れることができます。環境保護にもつながる自転車ライフは、地球を大切にすることもできます(北極熊は住む場所を失ってしまいそうだって知っていますか?)。しかも、サイクリング愛好者にとって、自転車で台湾一周することは、最終目標だったり必ず通らなければならない成長過程だったりするのです。しかしその一方で、このプランが浮かんだ時、台湾一周って必ずやらないといけないかな?と迷っていたのも事実です。

そうだ、カメラ持って旅しよう!!

 今回の旅はちょっと“アルバイト+バックパッカー”みたいな感じです。アルバイトしながら日々を満喫するワーキングホリデイみたいなもの。台湾一周に出かける際、僕は普段仕事で使っている撮影機器を持っていきました。自転車で旅をしながら、撮影の仕事をしてその代わりに宿泊先や食事を提供してもらいました。

 僕は旅先で何ができるかと考えていました。サイクリングのために自転車に乗るんだったら、ただ流されていくだけで台湾を一周しても意味がありません。どうしようどうしようと考えていたら、突然ひらめきました。僕の得意分野はカメラじゃない?写真を撮ることは生活の中でもう欠かすことのできない楽しみ。サイクリングを始めるようになっても、カメラは僕にとって大切なもの。じゃあカメラも一緒に旅に連れて行こう!!いや、違う。撮影機器全部そろえて回っちゃおう!!旅のテーマは“台湾一周撮影アルバイト(環島攝影臨時工)”にしよう!!

 こうして僕は一切合財の撮影用具を自転車に積み、旅に出ることにしました。旅先で依頼主が希望するものを撮影し、その代わり寝泊りするところや食事を提供してもらうという旅です。旅行の手助けとなるものを提供してくれれば、撮影のサービスでお返しするんです。ソファで一晩寝かせてくれても、得意料理をご馳走してくれても、旅行費となる現金をくれても、僕の写真を気に入ってくれたら、価値の程度は関係なく、写真を撮るんです。料理を撮ってほしいレストラン、結婚式の様子を撮ってほしいカップルなどなど撮影の希望がある人達を募集しました。

 “台湾一周撮影アルバイト(環島攝影臨時工)”のプランは簡単そうで実は大変でした。撮影機材は、三脚やレフ版、撮影用ライトなども持って行かなくちゃいけません。この機材だけで10キロ超えてます。それに画像処理に使うノートパソコン、そして旅行に必要な日用品なんかをあわせたら、全部で20キロ以上になります。新米マウンテンバイカーの僕にはかなりの負担となる荷物。この荷物と一緒に旅をしながら撮影サービスの希望がある人たちを探さなければいけないんですから、これはなんとしても頑張らねば!!

 全ての荷物を積んでみたら、自転車は戦車のようになってしまいました。だから”阿美戰車”という名前をつけました。余談ですが、野良犬に襲われたとき用に、おもちゃのエアガンも持って行くことにしました(自転車に乗り始めてからわずか3ヶ月の間に、僕は2度も野良犬に追いかけられたんです。1度はあやうく噛まれそうになりました・・・)。

  • 荷物たくさん
  • 荷物たくさん
  • 荷物装着後の阿美戰車
  • 荷物装着後の阿美戰車
  • 前方には三脚
  • 前方には三脚
  • これで野良犬を驚かせます
  • これで野良犬を驚かせます

3分割の一周旅行

 台湾一周が決まったものの、僕は会社員でもあるので、「1.台北-台東」「2.台東-台南」「3.台南-台北」と3回に分けて一周を目指すことにしました。それぞれ7日前後、全部で20日弱の旅となります。

  • ADIA飛び始め
  • ADIA飛び始め
  • 真っ最中
  • 真っ最中
  • 着地
  • 着地
  • フィニッシュ
  • フィニッシュ

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